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感動・ハートフルB1
ロビンの巣
The Robin's Nest
出せなかった手紙が、届く場所。
エピソード
- 1第1話 雨の日の到着祖母の遺した一枚の古い写真を頼りに、ハナは英国の小さな町エルムベリーへ。写真のカフェ「ロビンの巣」は、今もそこにあった——鞄の底には、まだ渡せない一通の手紙。無料
- 2第2話 金曜のレモンケーキ毎週金曜3時、レモンケーキを1切れだけ持ち帰る老紳士アルフレッド。亡き妻のレシピが見つかった日、ハナとペギーはそのケーキを一緒に焼く——彼は初めて、店の中でケーキを食べる。無料
- 3第3話 ごめんねの手紙親友に「ごめん」が言えない少女エマ。ペギーは言う——「言えないなら、書きなさい」。小さな手紙が勇気に変わるまでを、ハナは自分の渡せない手紙を思いながら見つめる。無料
- 4第4話 プロポーズの練習明日プロポーズする青年ジョージの言葉は、緊張でばらばら。カフェの常連総出の「練習会」が始まる。笑いと涙の果てに、彼は一番小さくて本当の言葉を見つける。 会員限定
- 5第5話 一枚の写真壁の古い写真の中に、ハナは若き日の祖母を見つける。「昔の……大切な友達よ」——ペギーの短い答え。その夜、ハナは月明かりの下で、花のないバラに水をやるペギーを見る。 会員限定
- 6第6話 船乗りの手紙老船乗りフランクの鞄には、海の向こうの娘に宛てた未投函の手紙が50通。「1通だけ、一緒に出しましょう」。2週間後に届いた返事が、ハナの心を静かに動かす。 会員限定
- 7第7話 小さな誕生日シングルファーザーのベンと内気な娘ミリー。「今年の誕生日は小さくなる」と謝る父のために、常連たちは内緒のパーティーを企てる。折り鶴と7本のろうそくの、小さくて大きな誕生日。 会員限定
- 8第8話 金曜のカップ閉店後の金曜、ペギーは誰も座らない窓辺の席に紅茶を1杯置く。窓辺にはコマドリ。そしてカップの底には、小さな桜の絵が描かれていた——。 会員限定
- 9第9話 疲れた看護師夜勤明けの看護師グレースが、雨の朝にやって来た。笑う力も残っていない彼女を、小さな親切の連鎖がそっと包む。帰り際、彼女が残していったものは——。 会員限定
- 10第10話 箱の物語静かな雨の午後、ハナはついに木の箱の由来を尋ねる。「さよならを言えないまま、友達を失ったの」——名前のない物語に、ハナの鼓動は速くなる。 会員限定
- 11第11話 気難しい隣人苦情ばかりの隣人ポッツ氏。だがペギーは彼のために席を作る。怒った言葉の奥にあったのは、静まり返った家と孤独だった。そしてある夜、ハナは彼の後ろ姿を見る——。 会員限定
- 12第12話 封筒の名前朝の郵便物に「Ms. Margaret Ellis」の名前。ペギーはマーガレットの愛称——祖母の封筒の宛名と、すべてが一致する。確信した夜、しかしハナの手は扉の前で止まったまま動かない。 会員限定
- 13第13話 ふたりの姉妹50年絶縁していた姉妹が、カフェで偶然再会する。「50年でも、遅くなかった」——その言葉に、ペギーは目を伏せた。ハナの鞄の中で、手紙が静かに重くなる。 会員限定
- 14第14話 咲かないバラ店の裏の小さな庭で、ハナは花のないバラに水をやるペギーを見つける。それは50年前、「友達と」植えた友情のバラ——あの年から一度も咲いていない。「その友達の名前は…?」尋ねた瞬間、店の電話が鳴り響く。 会員限定
- 15第15話 50年前の喧嘩閉店後のカフェで、ペギーがついに語り始める。「彼女の名前は、ミチコ」——突然の帰国、駅で言ってしまった「行くなら、手紙もいらない」、そして50年の沈黙。「私が、来させなかったの」。ハナは涙をこらえ、店を飛び出す。 会員限定
- 16第16話 戦争の手紙兵士だった祖父の遺品から見つかった80年前の手紙を、孫娘クララがエルムベリーへ届けに来る。宛先の娘メイ夫人が読み上げる古い言葉は、今日を生きる心を温めた。「手紙は古くならない。ただ、待っているだけ」——その夜、ハナは決める。「明日、渡そう」。 会員限定
- 17第17話 空っぽの椅子手紙を渡すと決めた翌朝、カフェは閉まっていた——ペギーが過労と風邪で入院したのだ。「お店を、お願いね」。ハナは震える手で札を「OPEN」に返し、失敗だらけの一日を、町の人の優しさとともに乗り越えていく。 会員限定
- 18第18話 窓辺のコマドリ回復してきたペギーの病室の窓辺に、一羽のコマドリが降り立つ。「なつかしい人が、会いに来ている印なのよ」。その言葉に、ハナの心は静かに決まる。「おうちに帰ったら——私の祖母の話を、させてください」。 会員限定
- 19第19話 ミチコの孫退院したペギーと、閉店後の静かな店。ハナはいちばん簡単な言葉で告げる——「私の祖母は、ミチコです」。長い沈黙、震える手。「あの子は、生きているの?」ハナは静かに首を振る。そしてペギーは、たった一つのことを尋ねた。 会員限定
- 20第20話 最後の手紙50年の沈黙の果てに、ミチコの手紙がついに開かれる。綴られていたのは謝罪ではなく感謝、そして「窓辺にコマドリが来たら、それは私」という約束。読み終えたペギーが、静かに口にした言葉は——。 会員限定
- 21第21話 返事とバラペギーは50年ぶりの返事を書き上げ、二人で植えたバラの根元でそれを読み上げる。「天国への手紙に、切手はいらないの」。そして翌朝——50年間咲かなかったバラに、白い一輪が開く。 会員限定
- 22第22話 新しい看板近日公開 9月12日公開
- 23第23話 ハナの手紙近日公開 9月15日公開
- 24第24話 手紙の日近日公開 9月19日公開
- 25第25話 巣近日公開 9月22日公開
登場人物
Hana Mori主人公
日本から来た22歳。祖母の遺した手紙を届けるため、小さな町エルムベリーへ。英語は勉強中。
Peggy Ellisカフェの店主
「ロビンの巣」を50年営む。誰にでも温かいが、金曜の閉店後だけ少し寂しそう。
Michikoハナの祖母(故人)
50年前、この町にいた留学生。古い写真の中で、カフェの前で笑っている。
Alfred常連の老紳士
毎週金曜3時、レモンケーキを1切れだけ持ち帰る。決して店内では食べない。
The Robin窓辺の常連
雨の日も晴れの日も窓辺に来る小さなコマドリ。英国では「なつかしい人が会いに来た印」と言われる。